■性能緒元
口径 | 120mm |
全長 | 2,360mm(牽引状態) |
全幅 | 1,560mm(同上) |
全高 | 1,080mm |
戦闘重量 | 206kg |
牽引時重量 | 291kg |
砲身重量 | 88kg |
砲架重量 | 27kg |
砲床重量 | 91kg |
砲弾重量 | 13.8kg(榴弾) |
砲弾種類 | 高性能榴弾、煙幕弾、照明弾など。 |
装薬番号 | 0~4 |
最大発射速度 | 20発/分 |
砲口初速 | 341m/s |
最大射程 | 7,700m |
最小射程 | 400m |
上下射角 | 45-80度 |
左右射角 | 各4度 |
要員 | 7~9名 |
86式120mm迫撃砲(W-86)は、55式/64式120mm迫撃砲などを更新するために中国北方工業総公司(NORINCO)が1980年代はじめに開発した重迫撃砲である。従来の120mm迫撃砲に比べ、重量は増加したが命中精度は36%向上し、射程も延伸したと評価されている。
86式の構成は、砲身部、開脚式脚部、連結架、砲床、照準器から構成される。移動時には砲床に着脱式の車輪を装着して車両による牽引を行う。86式は、歩兵団(連隊に相当)の砲兵営もしくは重迫撃砲営(大隊に相当)に配備され火力支援任務に当たる。
86式の派生型としては、85式装甲兵員輸送車に86式を搭載して自走砲化したYW-382 120mm自走迫撃砲が開発された。ただし、YW-382は輸出向け装備として開発され、中国軍に配備される事はなかった。
【参考資料】
Chinese Defence Today
中国武器大全
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