2014年11月15日土曜日
88式122mmロケット砲
■発射機性能緒元
総重量 137.65kg
行軍時 71kg
全長 3,000mm/2,779mm(移動時/射撃時)
全幅 1,400mm
全高 1,100mm
俯仰角度 10-52度
旋回角度 左右7度
要員 7名
■122㎜ロケット弾性能緒元
重量 66.8kg
全長 2,873mm(榴弾)
直径 122mm
弾頭重量
初速 50.7m/s
最高飛行速度 692m/s
射程 10,200m
88式122㎜単装携行式ロケット砲は、ソ連のBM-21「グラッド」122㎜40連装自走ロケット砲の中国版コピーである81式122mm40連装自走ロケット砲の派生型の1つ。開発コンセプトは85式107mmロケット砲と同じく、特殊部隊などで運用される歩兵が携行可能なコンパクトな単装ロケット砲である。これも81式122㎜40連装自走ロケット砲と同様に、ソ連のBM-21-P「グラッドP」122㎜単装携行式ロケット砲の中国版であるとも言える。
85式は122㎜ロケット入り発射筒と照準装置、支持架つき折り畳み式三脚で構成されている。移動時には分割して各部品を歩兵が背中に携行搬送し、発射時には発射筒を三脚上の支持架に装着して使用する。目標照準に56式76㎜無反動砲のWG601照準器を流用しているのは63式107mm12連装ロケット砲と同じ。全備重量は137.65kgと、ソ連のBM-21-P「グラッドP」の95.54kgと比べるとかなり重くなっている。短時間で射撃準備を完了し、発射後には速やかに撤収することが出来る。ロケットの射程は最大10,200m。
【参考資料】
Chinese Defence Today
中華網「武器装備庫」
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